翻訳は「文芸翻訳」「産業翻訳」の二つに分けることができます。一般的に「翻訳」と聞いてイメージするのは、小説や映画の字幕などの翻訳が多いのではないでしょうか。そういったエンターテインメント性のあるものの翻訳は「文芸翻訳」です。
では「産業翻訳」とはなんでしょう。産業翻訳は文芸翻訳以外のすべての翻訳のことを言い、翻訳の需要は圧倒的に産業翻訳が多いのです。
産業翻訳の多くは、企業の活動を通じて発生する文書の翻訳です。社内向けや一般向けの文書はもちろんのこと、企業間の契約書、製品マニュアル、仕様書、マーケットレポートなど、業界知識に加え各専門分野の経験や、高い翻訳技術が必要となります。
■専門性の高い文章の翻訳
そして実際に翻訳ニーズが多い文書は、より専門性の高い文書です。
例えば、製薬会社では、新製品開発のための非臨床・臨床試験や、薬事申請書類、製造工程管理、あるいは上市後調査など開発系の資料から、マーケティング、販売計画などのセールス部門、製造委託する際の委託先との契約書といった法務部門まで、業界経験者や専門知識をもつ翻訳者でなければ翻訳が難しい文書の対応が求められています。
■新興国の翻訳ニーズの高まり
日本ではまだまだ英語翻訳の需要がほとんどですが、一方で新興国の言語の需要も高まりつつあります。多くの企業が進出している中国や東南アジア、中東では、企業間の契約書や法律文書、製品マニュアルや仕様書に至るまで、様々な文書の翻訳が必要とされています。
いずれの分野についても、専門知識や業界経験者でなければ、各文書の目的や特徴を把握することが難しいものです。また、扱う文書によっては、書式や文体が決まっていることもあり、翻訳者には高い能力が求められます。
フィンチ・トランスレーションは、実務経験者や業界のバックグランドを把握している翻訳者が担当いたします。そのため難易度の高い翻訳においても対応が可能です。