フィンチ・トランスレーション株式会社/翻訳・ローカリゼーション

▷ 翻訳者のみなさま  ▷ 会社概要

コラム

ネイティブチェックの重要性

様々な言語の翻訳依頼が急増していく中で、日本の翻訳会社の存在価値を高めているサービスの一つがネイティブチェックです。 社内用の資料やごく内輪の会議など多少表現方法の間違いがあっても、理解のできる範囲であれば、特にネイティブチェックは必要としない場合もあります。しかし広報用資料のパンフレット、カタログなど一般の方向けや、学術論文などの公開する文書はネイティブチェックが必要とされています。

■ネイティブチェックとは

ノンネイティブの人が翻訳した文書を母国人がチェックするのがネイティブチェックです。
どんなに優秀な翻訳者であっても、母国語の人からみると不自然な言い回しになっている場合があります。ネイティブチェックを行うことで、より自然な文書へ修正し、翻訳の質を高めます。

・語順の修正

翻訳を行う際、原文の構造に引きずられてしまうことがしばしばあります。例えば、日→英に翻訳する場合は、和文に忠実に訳すために、日本語の語順に沿った翻訳になりがちですが、ネイティブがチェックを行い、ターゲット言語(この場合は英語)での一般的な言い回しに修正し、読み手がすぐに意味を理解できるように修正します。

・専門家による適正な用語に変換

その業界ならではの言い回しや、用語は各分野に存在します。専門家やその業界のバックグランド、文書の規定や性質を知っていなければ難しい変更も、専門家によるネイティブチェックで修正することができます。

・論文の校閲、校正

論文を学術誌へ投稿する際には、投稿先に応じて指定する文体やフォーマット、執筆ガイドラインに従うよう求められます。指定通り提出しなくては返却されることもあるので、翻訳のみならず校正についても注意しなくてはいけません。
また学術論文や技術論文、修士論文、博士論文にはアブストラクト(抄訳)が必要です。アブストラクトも記述すべき内容や分量が規定として定められています。アブストラクトは論文そのものを要約した文書であり、論文全体の趣旨・概要・校正・結論などが明瞭かつ理論的に記述されていなければいけません。論文の査読の対象でもある、アブストラクトのネイティブチェックはより専門的な知識と高度な能力、および経験が必要となります。

フィンチ・トランスレーションではどの分野においても、高い翻訳技術を持った人材がネイティブチェックを行っております。投稿論文のような指定の文体への校正、校閲についても承っておりますので、お気軽にご相談ください。